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2009/07/03 アマチュア無線クラブの児童がEME(月面反射通信)体験イベントに参加

6月27日(土)に宇宙航空研究開発機構(JAXA)勝浦宇宙通信所で開催されたアマチュア無線を使った月面反射通信(Earth Moon Earth〈EME〉(注1))の体験イベントHello Moon Event(Projct KDES主催)にアマチュア無線クラブの児童38 名が参加してきました。同プロジェクトにおいて、公式な学校行事としては初めての体験イベント受入れとなりました。

初等部アマチュア無線クラブでは、JAXA勝浦宇宙通信所の大型パラボラアンテナを利用したEME体験を計画しました。普段では難しいと言われているEMEを特別な場所で体験し、電波の不思議や無線通信技術の向上、月経由で自分の電波を聞くという壮大な取り組みにより、新たなアマチュア無線を使った楽しみと感動を体験してもらおうと企画したもので、特に今年1月に初等部で開かれた総務省認定の「養成講習会」にて多くの第四級アマチュア無線技士が誕生し、アマチュア無線を使った活動を心待ちにしていた児童がたくさんいました。
当日は、Project KDESのオペレータが発した電波が約2.5秒後(注2)にエコーとして戻ってくることや、直径18mのパラボラアンテナが回転する様子などを見学、体感し、児童たちは無線への興味だけでなく、宇宙への興味も広がりました。

EME(月面反射通信)体験イベントの様子 写真1
EME(月面反射通信)体験イベントの様子 写真2
EME(月面反射通信)体験イベントの様子 写真3
EME(月面反射通信)体験イベントの様子 写真4

(注1)
月面反射通信:地上のアマチュア無線局同士が、地球から往復約75万キロメートル離れた月に対してアンテナを向け電波を輻射し、その反射を利用して通信する。大掛かりな指向性アンテナや大出力の無線機、そして高度な技術をもった局同士でしか実行不可能なため、アマチュア無線での最終的な目標とみなされることが多い。

(注2)
地球から月までの距離は約38万キロメートル。電波の進むスピードは秒速30万キロメートルなので、片道約1.26秒になります。自分の発した電波が月に反射して戻ってくるまで約2.5秒かかります。たとえば、「1 2 3 4 5」とマイクに向かって話すと、その少し後にスピーカーから月から戻ってきた微弱電波の「1 2 3 4 5 」という自分自身の声が聞こえるのです。