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5年 春の遠足 報告

 山頂から   小野十三郎

山にのぼると
海は天まであがってくる。
なだれおちるような若葉みどりのなか。
下の方で しずかに
かっこうがないている。
風にふかれて高いところにたつと
だれでもしぜんにせかいのひろさをかんがえる。
ぼくは手を口に当てて
なにか下の方に向かってさけびたくなる。
五月の山は
ぎらぎらと明るくまぶしい。
きみは山頂よりも上に
青い大きな弧をえがく
水平線を見たことがあるか

5年生の春の遠足では今月の詩の世界を楽しんできました。見晴台から富士山や若宮大路、相模湾が見えました。予定していた時間よりも早く動けました。子どもたちの成長を感じた遠足でした。