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社会

学習の目標・特色

初等部の社会科は比較的その時々の学習指導要領に準拠した教育がなされてきましたが、私学としての独自性、特色を生かした指導を大切にしています。

例えば

・行事と関連を考慮した扱いや、学習内容を行事に発展させる扱い。
・体験を重視したフィールドワークや見学。
・適時性を考慮したカリキュラムの作成。
が、挙げられます。社会科ならではの指導目標としては、単に知識を覚え込むのではなく、自分の足で歩き、自分の目で確かめること、見たり聞いたりしたことをメモしたり図や表にまとめること、資料を利用して調べたりまとめたりすること、工夫して表現することを学習のねらいとして各学年が積極的な取り組みをしています。

学習の内容

3年生

3年生では青山学院の歴史を学ぶ学習があります。
「青山学院を愛した人々」という教員が作成した副教材を用いて学習します。

また、学院内の古い建物や、点在する胸像を見て歩いたり、資料センターを見学したり、先輩の話を聞いたりして、多くの人が学院の発展のために多くの苦難を乗り越えてきたことを学びます。
また、学校周辺を保護者のボランティアと共に数名のグループに分かれてフィールドワークし、地図作りをし、まとめて発表し合います。
宿泊行事では、雪の学校で行く黒姫に秋に訪れます。
黒姫の自然条件について、また生活の工夫を実際に見て学習します。

4年生

4年生では私たちの生活を支えている上下水、ゴミなど環境について、見学も含め多くの時間をかけて取り扱っています。
資料を活用したり、質問したことをまとめて発表し合います。

また、「誰もが暮らしやすい社会」という単元では福祉について学習します。
点字を打ってみたり目隠しウォークをするなどの体験を通して福祉の必要な社会について学習します。

また、春の遠足に奥多摩方面に行き、水について学習しています。

5年生

5年生では「海の生活」を利用して、キリスト教とゆかりの深い平戸の町を見学したり、長崎の原爆資料館、爆心地を訪れ平和学習を行っています。
渋谷キャンパスでは第一次産業や第二次産業について学習します。
いつ、どこで、どんな人が、どのように生産をしているのかを一人で調べます。
工業製品調べでは企業にアポイントメントを取るところから学習を進めていき、児童によってはパワーポイントを用い自分が見学したことを発表します。

6年生

6年生では近現代史を丁寧に学習します。
そのため5年生の3学期から歴史の学習を始めます。

行事との関わりにおいては、初夏に行く洋上小学校で歴史散策をし、先人の足跡を追う学習をします。秋の遠足では鎌倉をフィールドワークし、直接歴史に触れる学習をしています。

今後も現代社会を、また未来を生きるときに求められる知識・技能をしっかり学び、同時に児童の社会に対する興味・関心を大切にする社会科でありたいと願っています。