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洋上小学校 「奇跡の凧」物語

第42回洋上小学校特設サイト 「さるびあ丸からのれんらく」に下記のような記事が載りました

5月31日(火) 第7日目 第二報
天候:快晴 晴天の姫路に上陸。これまでに高知城と松山城を見学したが、姫路城を見て格の違いを実感する。事前学習した内容を確かめながらの見学ができた。昼食は自由食。城下町の店々で思い思いに昼食を楽しむ。入浴後帰船。凧揚げは良い風に乗りすべてのグループの凧が揚がった。上がりすぎて回収不能の凧が1つ。

これを目にされた方がこの凧を回収し、初等部に送ってくださいました。寄港地の方々が洋上小学校に心を寄せてくださり、細かな記事まで読んでくださっていることに感謝と感動の思いです。そして、初等部の行事一つ一つが多くの方々のお支えによって成り立っているとの思いを新たにいたしました。
届いた凧の包みを開く児童の様子をご覧ください。また、児童が書いたお礼状をご紹介いたします。

 こんにちは、ぼくは青山学院初等部6年杏組のS.I.です。
昨日、九州地方、近畿地方に引き続き関東地方も梅雨に入りました。
先日は、凧を探していただき、本当にありがとうございました。
ぼく達の凧がなぜ飛んで行ってしまったかというと、どんどん糸をつなげていって船と同じ位の高さまで上がって風が強くなって糸が切れてしまいました。その時は必死に追いかけましたが、凧の方が速く、追いつきませんでした。その後船にもどって姫路を出航しました。
他にも、なくしたグループがいてその凧は見つかったのに、なんでぼく達のは見つからないんだろうと思うと、とても悲しかったです。それから東京に着き久しぶりに月曜日学校に行くまでみんな凧が返ってきているのに、ぼく達の凧は返ってきませんでした。正直、もう返ってこないだろうとあきらめかけていました。
そんな時、朝の全体ミーティングで藤原先生がおくれてきて、なにやら大きな箱を持ってきました。なんとそれは行方不明のぼく達の凧でした。ぼくはとてもうれしかったです。その後昼休みに、みんなで箱を開けました。返ってきて、本当に安心しました。
ぼくは今度から凧あげの時はあまり糸を出し過ぎないようにしたいです。それと、ぼくたちが
親切にしていただいたように、こまっている人がいたら、自分から協力できるようにしたいです。
今度、家族で姫路城にもう一度行きたいです。
本当にありがとうございました。

平成二十八年六月六日
青山学院初等部六年    S.I.