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教育

教育課程

現在までの流れ

現在おこなわれている教育活動は、約40年前に実施された「ランドセル廃止」「学校5日制」「通知表廃止」「宿泊行事の充実」が、その基になっています。
「ランドセル廃止」のため、学習用具はすべて教室のロッカーに置いてあります。子どもたちは必要に応じて教科書やノートを家に持ち帰り、家庭学習をしています。

「学校5日制」は、40年前からおこなっています。
日々忙しくしている子どもたちの様子を憂いて、「子どもたちに時間を返そう、家庭に時間を返そう」と考えたのが始まりでした。

「週休2日制」とは違い、土曜日に行事やクラブ活動等の課外活動がおこなわれることもあります。
そのおかげで、行事も課外活動もゆとりをもっておこなうことができています。

学期末1回のいわば決算書としての通知表では、子どもの成長を正しく伝えることはできないという理由で「通知表廃止」を行いました。「三者面談」および「成長の記録」を使い、通知表とは違う形で評価をお伝えしています。(後述)

「宿泊行事の充実」は、本校の基本方針ともいえる「教育は出会い」「世界は教場」「先生だけがリーダーではない」を実践するものとして伝統的に大切にしています。(後述)

学級と校舎

1学級は32人、1学年は4学級で、1学年の児童数は128人です。
学年には、4人のクラス担任の他に、数名の専門教科の教員が入って授業をおこない学年を構成しています。

2006年に完成した現校舎は、子どもたちの発達段階による生活の違いを考慮して、1年生から4年生までの教室がある「低中学年棟」と5・6年生の教室がある「高学年棟」に分かれています。
この二つの校舎を特別教室(音楽室、図工室、英語室、学習センター、コンピュータ室)が結んでいます。

生活の動きが近い1年生と2年生、3年生と4年生は、同じ平面のフロアに教室があり、日常的に行き来がしやすいようになっています。
各学年の教室の目の前には、学年で自由に使える「多用室」と呼ばれる広いスペースがあり、授業や集会に用いられています。
吹き抜けや窓の多い校舎は、どこからでも教室や外を見渡すことができ、明るく開放的です。

学年の特色

低学年(1・2年)

「生活全てが学習である」との考えから、子どもたちの1日は、規定の時間割で区切ることなく、朝の登校から午後の下校までを一つの流れとして作られています。その時の子どもたちの生活技術や興味関心に合わせて、授業も時間割を超えて流動的に組まれます。
1年生の子どもと2年生の子どもがペアを組み、2年生は1年生の「学校のお兄さんお姉さん」として一緒に遊んだり生活したりしながら、1年生に多くのことを伝えています。

中学年(3・4年)

子どもたちが活発に活動できるように、授業内容は、実際にやってみる、実際に見てみる、というような、子どもたちが活動する場面を多く作っています。また、そういった活動の土台になる学力は、読み・書き・計算といった、基礎・基本の内容を中心におこなわれています。基礎・基本の内容は多くの時間をかけて練習し、活動的な学習ができる土台ができるよう努めています。

高学年(5・6年)

全教科の授業内容を充実させ、基礎・基本の学力のさらなる定着を目指すために、専門の教員とクラス担任で専科制を行っています。
クラス担任は、自分のクラス以外の授業も多く受け持つため、学年を広く見渡して授業することができます。一人一人の行動や性格のちがいが目立って表れてくる高学年の子どもたちの興味関心にも対応することができています。

専門教科

理科・音楽・図工・体育・英語・習字・コンピュータ・宗教といった専門性の高い科目は、専門の教員が授業を受け持ち、その教科の特性を最大限に生かす授業をおこなっています。1年生から、音楽・図工・体育・英語は専門の教員が授業をします。

評価と通知表

通知表に代わるものとして、「日常評価」と「面談」をおこなっています。
「日常評価」は、子どもたちの日々の活動をプリントや小テスト・ノート等を通して日常的に評価して保護者に通知しています。授業によっては、1時間ごとに評価して通知することもあります。保護者は、子どもが持ち帰った日常的な評価から、子どもが今どんな状態なのかを知ることができます。
「面談」は、学期末に「三者面談」をおこなっています。子ども、保護者、担任の三者で、子どもの学習や生活の現状(できるようになったこと、できていないこと)を整理し、今後、取り組むべき課題を確認していきます。学校と家庭が両輪となって子どもを支え、前へ進んでいくための方法です。この時に確認されたものを『成長の記録』と呼ばれる資料に残し、次への課題としてつなげていっています。

特別活動と課外活動

特別活動として「総合活動」と呼ばれる活動をおこなっています。一般には児童会活動など委員会活動に当たるものですが、本校では、「働くことを学ぶ時間」として、5・6年生全員が週1時間、希望登録制で、14のプロジェクトに分かれて活動しています。
「クラブ活動」は課外活動としておこなっています。12のクラブがあり、2年生から入れるクラブもあります。活動は、放課後や土曜日におこなうため登録は自由で、クラブに入らない子どももいます。クラブの中には、聖歌隊やハンドベルといった、礼拝で奉仕をするためのものもあり、本校のクラブの特色の一つといってもいいでしょう。

特別活動(5・6年)
総合プロジェクト 新聞プロジェクト
宗教プロジェクト 運動プロジェクト
学習センタープロジェクト ホームページプロジェクト
保健プロジェクト 販売プロジェクト
環境プロジェクト 校庭プロジェクト
給食プロジェクト 5年プロジェクト
放送プロジェクト 6年プロジェクト
クラブ活動
  対象学年
聖歌隊 3~6
ベルコワイア 3~6
ラグビー 3~6
女子スポーツ 3~6
水泳 3~6
トランペット鼓隊 3~6
美術 3~6
アマチュア無線 3~6
英語 3~6
自転車 4~6
ランニング 5~6
探検劇場クラブ 4~6

宿泊行事

宿泊行事は、1年生から各学年でおこなわれています。現在おこなわれている宿泊行事の多くが、40年ほど前から始められたもので、その意義は歴史的な蓄積に裏付けられています。現在も毎年試行錯誤を繰り返しながら、さらによいものへと改革していくよう努力しています。
多くの宿泊行事は学年単位でおこなっていますが、「雪の学校」は、2年生から6年生までが全員参加するという、他では類を見ない大きな行事です。
子どもたちは、6年間の宿泊行事の中で、日常生活では味わえない体験や出会いを通して「協力して生活する力」「協力してやり遂げる力」「責任を果たす力」を学び、多くの感動を積み上げていきます。6年間の宿泊行事で、楽しさだけでなく苦労も通して積み上げられた子どもたちの経験は、自身の生活力としてだけでなく、どんな場でも他者と協力して生活していけるという、いわば「生きる力」として実を結んでいます。

各学年宿泊行事
学年
1年生 なかよしキャンプ(清里)2泊3日
2年生 農漁村の生活(館山)春:1泊2日 秋:2泊3日・雪の学校(黒姫)1泊2日
3年生 山の生活(黒姫)3泊4日・雪の学校(黒姫)4泊5日
4年生 山の生活(鹿沢)3泊4日・雪の学校(黒姫)4泊5日
5年生 海の生活(平戸)5泊6日・雪の学校(黒姫)4泊5日
6年生 洋上小学校(日本近海) 8泊9日・雪の学校(黒姫)4泊5日

※雪の学校は、3~6年生合同の縦割り行事です。2年生は雪の学校初心者として独立しておこなっています。

実施教科
教科名 対象学年
1年 2年 3年 4年 5年 6年
国語
算数
社会
生活
家庭科
コンピュータ
音楽
図画工作
理科
英語
体育
宗教
習字
読書
総合活動
1日の授業時間表
礼拝 8:25~
HR、朝の読書 8:50~
1時限 9:10~9:50
2時限 10:00~10:40
20分休み 10:40~11:00
3時限 11:00~11:40
4時限 11:50~12:30
昼休み 12:30~13:40
5時限 13:40~14:20
6時限 14:30~15:10
HR 15:10~15:25
掃除 15:25~
下校 16:00
クラブ終了 16:30
1週間あたりの授業時間数(単位:日)
1年 2年 3年 4年 5年 6年
4時間授業 4 2 0 0 0 0
5時間授業 1 3 5 2 0 0
6時間授業 0 0 0 3 5 5