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学校紹介

初等部 部長挨拶

青山学院初等部 部長 中村 貞雄

「地の塩・世の光」をスクールモットーとする青山学院は、日本が近代化を押し進めようとした明治初期、アメリカのメソジスト監督教会から派遣された3人の宣教師が創設した3つの学校を源流として生まれました。「愛と奉仕の精神で、人と社会に対する責任を進んで果たす人間の育成」を教育目標に掲げて140余年を経た本学院は、目標とする人物像を「サーバント・リーダー」という言葉に託して飛躍の150年に臨もうとしています。

初等部は、1937年に校友の米山梅吉が青山学院緑岡小学校を開校してから今日まで、子ども達を「かけがえのないひとり」として大切に育ててきました。初代校長である米山梅吉が子ども達に繰り返し語った言葉は、「5つのおやくそく」として受け継がれています。

わたし達の教育は、「かけがえのないひとり」に与えられた「神様から与えられた賜物を活かす」教育です。一方的に知識や技能を授けるのではなく、その子自身の内側で、“感じ・考え・学習する学びのサイクル” が生まれるような教育活動を大切にしてきました。こうして自分の価値を知り育った子ども達は、自分の力=賜物を、人と社会に広く生かす「サーバント・リーダー」になっていくことでしょう。

日本の教育はかつて、画一的、均一的と言われました。社会においても、個性や多様性が積極的に求められることはありませんでした。決められた時間内に与えられた課題をこなすのが学力、良い人材と言われたのです。「グローバル化」がキーワードになって久しい21世紀は、「学力」の意味も大きく変わっています。暗記の量や与えられた問題の正解に最短でたどり着く力よりも、正解のない問いにどれだけ多くの考え方を提示できるか、どんな問いを立て、どのように自分なりの答えを作り出していくのか――そんな知的社会的能力が必要とされるようになったのです。

何を「学力」とするかは、今後も社会の変化と共に変わっていくのでしょう。しかし、初等部の教育方針は変わることがありません。「子ども達は神様からの賜物を授かっている」「その子の内側で “感じ・考え・学習する学びのサイクル” が生まれることが教育の目標」という価値観は、どんな時代、社会にあっても決して揺らぐことがないという確信が、わたし達にはあるからです。

青山学院初等部 部長
中村 貞雄